用途地域がダメだからと言って諦めない設計士の話 #1
とある商業施設で
建替えの依頼を受けた。
施設のさらなる活性化に加え
災害拠点として防災機能を備えた
店舗へとリニューアルをしたいとのこと。
だが、容易に建替えできない事情がある。
用途地域の制限だ。
設計側の言い分で申し訳ないが
施設の建替えは街にとってのメリットが
非常に大きい。
新しい施設は
街の賑わいにつながる。
そして何よりも
防災面で自治体に寄与できることが大きい。
災害時の物資供給や避難場所として
役立ててもらえる。
(詳細は書かないが、相当レベルで役立てる施設になる)
街のためにも
用途地域の変更実現のため
まずは役所の担当課に聞いてみたところ
想像はしていたが、門前払い。
「一企業のために、自治体は動かない」そうです。
さて、どのように動こうか。
なんとか首長クラスに直談判ができないか。
ツテのない中、行き詰まったときに
かすかなルートが見えてきた。
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