多店舗出店への取り組みには想いの共有が必要だ
流通小売業の多店舗展開は
建築面から見ても
数多くのメリットがある。
まずは何より
スケールメリットが挙げられる。
これは商品仕入れだけでなく、建築にも当てはまる。
多店舗出店によりシステム化することで
ハード・ソフト両面で、高パフォーマンスを発揮できる。
ハード面 → 基礎・鉄骨・屋根・外装で用いる部材を標準化
ソフト面 → 設計~部材製作~現場施工をスムーズに
これにより、ローコスト・短工期が実現できる。
また、認知アップも及ぼす影響が大きい。
新規出店は、地権者との交渉も時間がかかる。
地権者としても、自身の土地が賑わうことが
地価の向上につながるのだから
できるだけ販売力の高いお店に出店してもらいたい。
店舗に信用があることで
開発における交渉もスムーズとなり
出店ペースにドライブをかけてくれる。
だが、多店舗展開には
課題ももちろん付きまとう。
経営管理の複雑化や
人材確保、それにおける教育など。
人材確保と出店企画は
並行して進める必要がある。
多店舗展開には
失敗パターン、負けパターンもある。
それはまた次回にお伝えしよう。
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